「ダンドリBOOK」を読んだとき
"ああ これで 一番書きたかった話が書ける!" そう思いました。

多くの「ベルサイユのばら」のファンがそうであるように
わたしもオスカルさまとアンドレ君が生きていてくれたらと  願わずにはいられませんでした。

しかし、わたしが想像した彼らのその後は、 あまりにも歴史を逸脱したおかしな話でした。
自分でも "これはないよな" と感じるくらいに。

けれど やっぱり 書いてみたかったのです。
その願いが「ダンドリBOOK」を読んだ時、叶う気がしました。
この話のSSとしてならばおかしくないのではないかと思ったのです。

嬉々として書き始めたのですが、すぐに知識不足 力不足に気づきました。

哀しいことに最近では本を読んでもすぐに内容を忘れてしまいます。
ですから、これから勉強し直して改めて作品を書くというのは無理だなと思い
書くのを一度は止めたのです。

けれど 一番書きたかったお話です。あきらめきれませんでした。

"ダメでもいいじゃん。今までだって ろくなもの書いてないんだし"

そう開き直ってもう一度書きはじめました。

とはいえ、あんまりメチャクチャでもなんなので 
歴史の本などを参考にして書いてはいます。
特に「ルイ16世 上下」(中央公論新社)は
常に傍らに置いていました。
この本がなければ 
書けなかったと思います。

作品のデキは納得できるものでは
ありませんでしたが、
それでも、書きたいものを
書かずに終わるより 
良かったと思っています。

この作品を最後まで 
辛抱強く読んでくださり、
本当にありがとうございました。

     (2015 11 30)

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